誤字脱字探しの旅

印刷してしまったら修正は不可能。
入稿データ作る前になんとしても探し出して潰したい誤字脱字。
でも見逃すんですよねーっ。

目読だと思い込みが邪魔して見逃します。

音読すると文章の流れもつかめるし、誤字脱字も見つかりやすいのです。
が、文庫1冊分を声に出して読むと喉にダメージが…。

こーいうときこそ読み上げ音声ソフトですよね。
今まで使ったことなかったのですが、今回は誤字脱字探しのために導入してみました。

イケボが朗読してくれる有料ソフトもありますが、時間もないので今回はフリーソフトで。
軽くて使いやすそうなのをDLして、テキストを読み上げてもらいました。

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……フリーソフトだから仕方ないのですが、複数の女声と男声から、耳障りじゃなくて聞き流せる声を選んだら、なんか、つぶやきシローに朗読されている感じの声になった(笑)。

抑揚が無いんですよね。
情感込めた朗読されると聞き入ってしまうので、誤字脱字探しならつぶやきシローでいいです。

あと、フリーソフトはいろいろ教えなきゃいけないことが多すぎて大変でした。
漢字の読みが独特というか、常識的に読める簡単な漢字や単語ですら、上下左右斜めに弾けた朗読をするのです。

板を「ばん」と読むので、板紙は「ばんかみ」。これを「いたがみ」と読んでねと登録する。
獣人は「じゅうじん」と読み上げてくれるのに、獣は「けもの」とは読んでくれず「じゅう」だし。
他にも宿代は「やどしろ」だし、梢の名前は「しょう」だし、咲月は「さくつき」だし、彰良は「しょうら」だったよ。

方は「ほう」と読ませたいときと「かた」と読ませたいときがあるし、金額の額も「がく」と「ひたい」と状況に応じて読み方を変えたい。てか、金額とアキラが押さえてる額は別物だから判別してよ! 貯金と貯めるも「ちょめる」って読まれて脱力したよ……。
でもフリーソフトなのでそーいうのを自動的に判別してくれないのです。

それをいちいち教え込む作業がですね……フリーソフトだから仕方がないとはいえ、途中まではつぶやきシローを教育する作業が大変でした。
ある程度教育(笑)が終わるとサクサク進みましたけど。

つぶやきシローに読み上げてもらいながら誤字脱字を探して潰す作業は、続いています。