Kindle Unlimited新着直近30日の分析やってみた

自作小説をkindle出版したので、Kindle Unlimited対象ラノベ(20210403時点)の新作直近30日タイトルをチェックしてみたら、123件中102件が個人出版でした。
(目視チェックなのでカウント間違えていたらゴメンナサイ)

ラノベの新着を集計したのは自作のカテゴリがライトノベルだからです。

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商業出版も20件ありましたが、メジャー版社はほとんどありませんでした。
電子書籍専門レーベルくらいでしょうか。

特徴的だなと思ったのはTL。
個人出版の多いKindle Unlimitedのなかで、TLだけは商業出版が多かった。
商業3に個人1という割合。
(電子専門レーベルでしたが、個人ではなく一応会社)

 

ライトノベル内カテゴリ】

異世界FとBL(ファンタジー系含む)が大半を占めてました。
その他は判別できなかったものです(ハウツー系、純文学っぽいのや詩とか、カテゴリわけが難しかったもの)。
TLも割合としては多いです。

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ライトノベル内のカテゴリだと、多い順にBL、異世界ファンタジー、TL、現代ミステリ系、現代恋愛(ラブコメ)、あたりが強いです。特にBLは圧倒的といってもいい。

プロのBL商業作家さんが過去に発行されていた同人誌をkindle化したものとかが多くて勢いは凄いです。読者さんが多いからこそ出版数も増えているのだと思います。

【表紙画像】

風景写真とか心象写真の表紙画像だとどのジャンルなのかわからない。
クリックしてあらすじ読んで「あ、BLだ」とか「これはミステリか?」「異世界ファンタジーっぽいな」と判別する感じでした。

表紙を見て内容がわからない問題。今回は目的があって一覧を見ていたのでクリックして詳細(あらすじとか作者情報とか)を読みましたが、読者さんに選んで貰うにはこの辺りをどうにかしないとなぁと実感しました。
そういう意味ではBLやTLはタイトルとデザインで判別しやすいと思います。

絵師さんに有償依頼する価値はあると思います。
(私は最後まで写真の予定です。キャラクターのイメージ違い問題は深刻だと思うので。私のイメージと読者さんのイメージが同じとは限らない……)

さらにこの中から選ばれるためには、デザインや構図が重要になってくるのかな。

表紙画像を見て内容が、少なくともどのジャンルのラノベなのかが一目でわからないと読んでもらえない。
個人出版も大変です。

 

【大雑把な感想】

102/123という割合からもわかるのですが、やはり個人出版Kindle Unlimited頼りなのかなという印象です。
この123件の中には私の小説も入っているわけですが……知名度もなければ宣伝もできていない小説は本当に読まれません。

新規出版だけでも競争は厳しいのに、プロ作家さんたちの人気シリーズの1巻2巻がKindle Unlimitedになってるのでさらに道は険しい。

小説家になろう」だと投稿したら数分間ですがトップページの新着に載りますし、ブックマークから読者さんが読みに来てくださいます。
でもAmazonは読者の流入経路がさっぱりわかりません……。

Kindle Unlimitedは月額会費を支払っているわけですから無料ではありませんが、定価購入よりはハードルが低いので、ここで読んでもらえるようにならないといけません。

個人でできることってTwitterでの宣伝くらいしか思いつかないですが、あんまりしつこく宣伝してもフォロワーさんに迷惑だし。
まあ、気長にやるしかないですね。

【ついでに自作宣伝】