今回もギリギリまで修正し続けた入稿でした……余裕、とまではゆかなくても、もう少しゆとりを持って入稿したいです。
なろうに投稿していたときは連載形式だったし、時系列を単純にわかりやすくと考えて投稿していたのですが、1冊の本にするためにつなげると、何だかしっくりこない。
でもどう直していいかわからない。
ぐるぐる悩んでいたときに、フリーで編集をしている方を知り、改稿の方向を相談させていただきました。
結果、時系列入替の大改稿という地獄(笑)が待っていたわけですよ。
でも直して良かったと思います。
各エピソードの細切れ感というか、唐突感が消えて、1冊でシェラストラルのエピソードをまとめられたかな、と。
改稿で出番が増えたのが白狼亭のネイトさんと、ギルドのラッセルさん。
あと、コーデリア様……。
書き下ろしは1本。
大改稿の反動でしょうか、2巻の続きみたいな……そんな感じの閑話になりました。
このネタ、さすがにもう続かないと思います。
カバーデザインについて。
カバーに使う写真の選定は、3巻以上に難航しました。
王都を強調するか、港町にするか、森にするか。
迷走の軌跡はこんなカンジ。
何かあやしげな王都のイメージで2パターン。
これを作っていたころはタイトルも違ってた。
森は1巻とかぶりそうなので、森以外の自然風景でも作ってみた。
けど何だかしっくりこない。
それに鉄橋見えてるし……。
3巻のタイトルが「悲哀」だったこともあり、4巻は「厄災」よりも明るめのがいいという意見が出て、仮に「シェラストラルの森で」としました。
仮タイトルでしたが、改稿後の内容は、森が重要場面だという印象が強くなって、そのままタイトルが決定してしまいました。
それにあわせてカバーも森の写真を探すことに。
商用可のフリー写真で良いものって、どうしても雰囲気や構図が似てるものが多いんですよね。
他とかぶってなくて、1巻と異なる雰囲気の写真、という条件で探して、構図が気に入ったものを選びました。
完成画は写真に複数のテクスチャ素材を重ねています。
森を出たら何かが起きそうな不穏な感じを演出してみたのですが、表現できてるかなぁ。
(居るんですよ、森を出たところに……いるんです)
入稿は終わりましたが、まだノベルティがあります。
スリップ作り、楽しいんですけど、約250字のSSがかなりの難関です。
あ、kindle用のデータも作らなくては。
紙の本は3/25までに納品いただける予定です。
届き次第発送いたしますので、お届けまでもうしばらくお時間ください。