試行錯誤なカバーデザイン

文字書きにとって紙の本の表紙作りは大変です。
特に今回は文庫本。
一般文庫っぽくしたかったので、それらしくなるように頑張りました。

文字書きがお絵かき系ソフトで最初に躓くのはおそらく保存形式とかサイズだと思う。

印刷屋さんから背幅指定のテンプレートをDLしてものの、レイアウトしてみても画面では良さそうなんだけど実際にどんな風になるのか想像が難しい。

しかも私の使ってるフリーソフトはRGBデータしか使えないのですが、印刷されるときはCMYKに変換される。
それを前提に作ればいいのですが、素人にはわかんねーって頭抱えました。

そんなときにとても参考になったのがこちら。

https://www.pixiv.net/artworks/80006722

https://www.pixiv.net/artworks/83156192

同人誌の表紙用の素材を提供してくださっている方の講座ですが、私のような印刷とはどういうものなのかわかっていないど素人にもわかりやすく解説してくださっています。

そうして作ったカバーですが、本当にこれでいいのか判断できない。
特に画面上で判断するのは本当に難しいです。

こういうときは印刷してみるに限ります。
コンビニプリント万歳、ですよ。

というわけで印刷してできあがり線でカットしてみた。
これだけだとわからないので、その辺にあった段ボールを文庫サイズに切って巻いてみた。

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……なるほど、こういう感じなのか。
(この写真のはシリーズタイトルが別の位置にあったときの奴です)

最初にデザインしたものは木の位置が真ん中過ぎて駄目でした。
シリーズタイトルの位置と1巻タイトルの位置のバランスが悪いし、なにより色味がよくなかった。

画面では透過した感じが良さそうだったけど、試し刷りのを見ると視点がぶれる原因になってた。
もちろんカラーコピーと印刷屋さんの印刷では仕上がりは違うだろけど、テストプリントで駄目だったら本番でも駄目に決まってる。

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テストプリント(コンビニプリントだけど)を見ながら色味の調節したり、ロゴのバランスを変えたり、そんなこんな試行錯誤によってカバーができあがりました。

あとは印刷屋さんが作ってくれた完成品と見比べてどれくらい違うのかを把握しておけば、次の時に少しは楽になるかなぁと思うのですが、どうなんでしょうね……。