#名刺代わりの小説10選
というのをTwitterにあげたのですが、作品のおすすめポイントを語るには140文字は短すぎるのでこちらで。
#名刺代わりの小説10選
・十二国記シリーズ(小野不由美)
・大誘拐(天藤真)
・テロリストのパラソル(藤原伊織)
・しゃばけシリーズ(畠中恵)
・風が強く吹いている(三浦しをん)
・マークスの山(高村薫)
・傲慢と偏見(ジェイン・オースティン)
・パーティー・ガール(リンダ・ハワード)
・続あしながおじさん(ジーン・ウェブスター)
・マジカルランド・シリーズ(ロバート・アスプリン)
最初に読んだ時からずっと好きな小説、という基準で選びました。
しかしこの10冊、ジャンルバラバラで節操ないですね。
言わずと知れたファンタジーです。
シリーズ1作目の「月の影 海の影」を読んだときは、本当に苦しかった。
陽子の苦難を読むのは、自分まで苦しくなってきて辛い。
なのに読むのをやめられなくて下巻まで一気に読んだ覚えがあります。
このシリーズは何度か読み返していますが、実は「月の影 海の影」の上巻だけは読み返せません。辛いんだもの。だから再読は下巻から。
実は最初にこの作品を知ったのは映画からでした。
TVで放送されていたのを見たんだと思うんですけど、凄く面白くて、痛快で、楽しかった。母の本棚を見たらこの小説があったので、すぐに借りて読んだのですが、これまた面白くて一気に読んでしまいました。
安心感と痛快さを求める読書をしたいときは、いつも大誘拐を読んでしまいます。
テロリストのパラソル 藤原伊織
大学時代の友人に勧められて読んだ藤原伊織。テロパラとシリウスがツートップなのですが、著者1名につき1タイトルの縛りで考えると、テロパラの方かな。
推理ミステリーですが、人間関係が凄く好きで魅せられました。
若旦那かわいい。
佐助と仁吉スキ。
鳴家も屏風のぞきもイイ。
妖怪もの、好きなんですよ。
風が強く吹いている 三浦しをん
この小説を読んでから、年始の箱根を見る楽しみができました。
それまでは駅伝に興味なかったんですよ。でもいつの間にか新年の箱根を楽しみにするようになって、予選会迄チェックしてしまうようになった…。
あと漫画も面白かった。映画はサイコーだったよ。
高村先生の作品も全部好きですし、我が手に拳銃をとかレディ・ジョーカーとか、好きな作品が多すぎるのですが、一番にあげるならやはりマークスかなって。
合田さんと加納さんの謎な関係性がなんとも言えないのです。
傲慢と偏見 ジェイン・オースティン
古典です。名作です。ヒストリカル・ロマンス好きなら絶対に読んでいるはず。
こちらを知ったのも実は映像作品が先でした。
名作ですから何度も映画化されていますが、私が堕ちたのはBBCドラマ版ですよ。
私はこの頃からコリン・ファースが大好きだーっ!!!
↑小説のリンクでなくてスミマセン
パーティー・ガール リンダ・ハワード
ミステリーなロマンス小説。ヒロインのぶっ飛んだ思考(本人としてはちゃんと筋が通ってる)が面白くて、それに振り回されているうちにハマってしまったヒーローが楽しいのです。ええい、ハマったんだから仕方がないと押せ押せのやりとりも楽しくて、タイトルのまんま、楽しくてドキドキするから好き。
「あしながおじさん」の方は有名ですが、続の方は知らない方も多いかも。
1作目の主人公の級友が主人公の続編。孤児院経営の日々をつづった書簡風の小説です。
サリーが最初は反発していたマックレイ医師と、少しずつ距離を縮めていくところとか、凄く好きです。
マジカルランド・シリーズ ロバート・アスプリン
「お師匠様は魔物!」からはじまるファンタジーシリーズ。ファンタジーコメディかな。
ハラハラドキドキして、思いきり笑って、凄く楽しんで読んだシリーズです。
ハヤカワFT文庫のカバーイラストが水玉蛍之丞さんで、コミカルな描写にぴったりで大好きです。