完結した原稿があるなら、紙の本を作りたいのが同人屋の性。
薄い本(厚いけど)作ることにしました。
できれば文フリとかコミティアとかで頒布したいけど、感染症の影響で中止が続いているんですよね。自分用と、あとは欲しいと言ってくださる方にお裾分けな感じで、BOOTHで通販かなと考えています。
最近は文庫の同人誌も増えました。
個人的には、文庫形式で作るなら、200ページは最低欲しいと思っています。
それに文庫だと本棚に収納しやすいですよね。
「新しい人生のはじめ方」は文庫で作ります。
書式フォーマット作って、最終話までのテキストを流し込んだら……3000ページ超えました。背幅12センチの文庫とか、どこの京極夏彦先生ですかという分量で笑っちゃうね。
とりあえず1巻として第1部を流し込み、連載形式だったなろうのテキストを、大きな括りで整えました。このまま印刷できる品質なら良かったんですが、残念ながら読み直してみると、書きはじめた頃のつたなさが目につきました。
モニター越しに修正するよりも、紙に印刷した方が視点が変わって気づきも多い。で、試しに印刷することに。
プリンターを持っていないので、コンビニでプリントしようと思ったのですが、一番安いセブンでも3000円かかる計算結果を見て悩みました。
ひさしぶりに作る薄い本なので、試し刷りというか、1冊だけ作って文字のバランスとかノドの広さとか調整しようと思ってたのです。ところが1冊だけ印刷する方が、校正用にコンビニでプリントアウトするよりも安上がりなんですよ。
だったら「校正版」として文庫本を作成して、それで校正すればいいんじゃないの?となりました。
製本直送.comさんから届いたのがこちら。
ぶ厚いです。
300Pあります。
製本直送.comさんで選べる薄い紙がなくて仕方ないのですけれど。
校正用のお試しとはいえ、久しぶりに作った薄い本。
嬉しいですね、楽しいです!
でも入稿時のお約束とか色々忘れてて、失敗もいっぱいしてたので、やっぱり試し刷りは重要です、はい。
2冊あるのは友人にも校正の協力をお願いしたからです。
誤字脱字誤用、二重表現や表記の重複、台詞の矛盾など気になるところを指摘してください、とお願いしました。